歯肉が退縮して根の表面(根面)が露出することがあります。根の表面のセメント質は、エナメル質に比べて溶けやすくう蝕になりやすい場所です。
こうした根面う蝕には、通常の治療(フッ化物塗布やつめもの)以外にも、サホライド塗布が有効です。
サホライドはフッ化ジアンミン銀を成分とし
⭐️銀イオン:強い抗菌作用を持ち菌の活動を抑制
⭐️フッ化物イオン:歯質の再石灰化を促進し、歯を硬くして虫歯の進行を防ぐ
によって、う蝕の進行を防止します。
欠点として塗布部位が黒く変色してしまいますが、高濃度のフッ化物イオン(*約55000ppm、通常の歯磨剤は1450ppm)による高いう蝕進行防止効果があり、
⭐️う蝕の範囲が広い・アクセスが難しい部位にも適応可能
⭐️高齢者や小児など、治療が困難な方にも簡単に塗布が完了
などさまざまなメリットがあります。

今回のケースでは左上7の遠心に浅い根面う蝕があり、サホライドを塗布しました。すこし黒くなりますが見えない場所なので問題ありません(すこし歯肉も黒くなっていますが、これは数日ほどで自然に直ります)
もちろん、塗っただけで全くう蝕にならなくなるわけではありません。自己管理と定期メンテナンスでう蝕が進行していないか確認が必要です。
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まるも歯科は日本歯周病学会歯周病認定医在籍。岡山大学で専門的に学んだ知識・経験を活かし、歯を保存する治療(根の治療や歯周病治療など)に努めます。
通常の根の治療が困難な歯に対しても、専門的な根の手術(歯根端切除術・意図的再植術)に精力的に取り組んでいます。
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